[アップデート] AWS IAM Identity Center のアクセスポータルでユーザーごとに言語とビジュアルモードを設定できるようになりました
いわさです。
AWS IAM Identity Center の利用ユーザーはアクセスポータルを介して機能やサービスにアクセスすることが出来ます。
今朝のアップデートで言語とビジュアルをカスタマイズできるようになりました。
試してみましたので紹介します。
ユーザーごとに自分で設定画面から設定する
認証方法やセッション期間など管理者側から設定する機能は色々あったのですが、今回のアップデートに関して管理者作業は特に設定は不要で、アクセスポータルにアクセスしたユーザーがすぐに利用開始出来ます。
初回アクセスすると次のように新機能が追加されたことを示すバナーが表示されます。
上記バナー上の「Manage preferences」から設定画面に遷移することが出来ます。
本日時点では次のように言語とビジュアルモードが選択できるようになっていました。
言語は次の 13 言語から選択できる他、ブラウザ設定に準拠させることも出来ます。デフォルトはブラウザ準拠でした。
日本語 + ダークモードを選択してみました。なるほど、という感じ。
Cookie での保存
こちらの設定内容ですが、サーバーサイドへの保存ではなくて Cookie ベースでのローカル保存になっています。
そのため同一 Cookie 環境であれば再ログイン時にカスタマイズした設定が引き継がれるのですが、Cookie をクリアすると次のようにデフォルト状態に戻ります。
ヘッダーメニュー構成もちょっと変わった
今回のアップデートでヘッダーに設定アイコンが追加されており、こちらからも管理画面に移動することが出来るようになりました。
アップデート前はどうだったかというと次のような形でした。
左からユーザー名、MFA 管理ボタン、サインアウトボタンでした。
今回のアップデートでユーザー名表示箇所がメニュー化され展開できるようになっています。
そしてその中から MFA 管理機能、サインアウト機能へのアクセスができるように変更されました。
「?」ボタンは re:Post やドキュメント、フィードバック機能へのアクセスボタンです。
気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、通常の AWS マネジメントコンソールにヘッダーメニューが近づいた感じでしょうか。
マネジメントコンソールでも「?」アイコン、言語やテーマのカスタマイズアイコン、リージョン選択メニュー、ユーザーメニューとなっています。
さいごに
本日は AWS IAM Identity Center のアクセスポータルでユーザーごとに言語とビジュアルモードを設定できるようになったので使ってみました。
私はあまりビジュアルをカスタマイズしないで使うタイプなのですが、最近 AWS 認定試験をダークモードで受験する人がいると聞きまして、テーマのカスタマイズは需要があるようですね。
MFA 管理メニューどこいった?とならないように変更点の把握をしておきましょう。